ご存知ですか?ベッドのマットレスには2種類あります。
硬くて丈夫なスプリングを使ったコイルマットレスと、コイルは使わずにウレタンや樹脂、ラテックス、メーカー独自の素材などを使ったノンコイルマットレスです。このノンコイルマットレス、世界ではシェア40%、環境先進国のヨーロッパ圏ではシェア50%と言われていますが、日本ではまだまだですよね。どうして、今世界ではこんなに支持されているのでしょう。
こちらは全て当社で扱っているいくつかのメーカーのノンコイルマットレスの一部です。普通のコイルマットレスと違わない外観のものもあれば、畳んだり丸めたり等コイルマットレスではできない形状のものもありますね。
ウレタンはリーズナブルだけどムレ感や耐久性に不安が・・・そんなイメージがあるのではないでしょうか。ところが近年素材の開発が進み、反発力や体圧分散や通気性に優れた製品が多く出ています。電磁波の心配もなく丸洗いできるものもある、そして廃棄処分のことまで考えた環境に優しい点も注目です。
● 3点ほどピックアップしてご紹介します。
一見普通の三つ折りマットレスですが
カバーを剥くと中のウレタンはこんな形状です。イノアック社の特殊技術により荷重に対して六角形に沈み込む構造で圧力のかかる腰や肩などの体の曲線に合わせて優しく包み込む抜群の体圧分散性を発揮します。
敷き布団としてご使用いただくだけでなくマットレスの上に敷いてもお使い頂けます。三つ折りになりますので専用バックを使って保管もしやすくなっております。
● 次もウレタンマットレスですが、こちらの外観は厚み25㎝の普通サイズのベッドマットレスです。
長~いファスナーを開けると中は3層の独立したウレタンシート(個別にカバーリング)という構造。じつはこのウレタンシート、それぞれソフト、ミディアム、ハードと硬さが違うので、重ね方を変えることによって6通りの硬さが選べるようになっています。実際に試して買ってみたけど使ってみるとちょっと違う、というときでも調整ができます。廃棄処分の際はバラバラにして燃えないゴミとして出すこともできます。
オーストラリアのメーカーが手掛けたこの進化型ウレタンフォーム、数十億の通気性のあるオープンセルが均等に体を優しく支えます。汗や湿気もこもりにくく、3カ月分の湿気も半日立てかけておくだけですっかり抜けるのでお手入れも簡単。コイルが入ってないので軽く、シーツを取り換えたりするのも楽々です。長く使うものだから耐久性にはこだわりたい!安心の10年保証もうれしいですね。
● 最後にご紹介するのは、ウレタンではない新素材を使ったマットレスです。
スポーツ選手が遠征に持って行くマットレスとして周知されるようになったあのマットレスの中身と同じ素材は、実はいろんなメーカーが開発しています。今回ご紹介するのはWE DO STYLE社の商品。
こちらもファスナーを開けてバラバラにしてお手入れができます。カバーが洗えるっていいですよね。
中の主材は国産のクッション材エアループコア。細かいポリエチレン樹脂を三次元的に絡み合わせることによって、優れた体圧分散性能を実現する新素材です。ソフトとハードが選べ、へたり易い縁部分や沈み込みやすい腰部分は硬さを変えて耐久性を高めています。
通気性は抜群!純良な樹脂を使っていますので加熱溶解すれば再利用が可能です、燃やしてもダイオキシンなどの有害物質は発生しません。今はまだ一部ですが、これからは再生利用プラスチックの分別収集がもっとできるようになるはずです。今でも切り分けることができれば家庭ごみとして出すこともできます。(切り分けるのはちょっと大変かな(;´∀`)?)ラテックスを重ね、ユーカリパルプによるテンセル配合のカバーを使って、寝心地と耐久性を高めたマットレスです。
(^O^)/ さて、ノンコイルマットレス、進化したことご理解いただけたでしょうか。
以上ご紹介したのは3点ですが、ノンコイルマットレスとしてAIR、テンピュール、GELTEXなどなど、当社ではではいろいろお取扱いをしています。
今、廃棄する際の分別に手間とコストのかかるコイルマットレスを粗大ごみとして受けない自治体もあるそうですが、環境に配慮する循環型社会の為にノンコイルマットレスを選ぶ人が増えてくるのもうなずけます。
マットレスのお買い換えをお考えの際、ノンコイルマットレスも選択肢の一つとして是非お考えになってみてはいかがでしょうか。店頭で、実際にいろいろお試しになってみてくださいね。
商品部 鈴木
*ご紹介した商品はルームズ大正堂全店に置いてあるとは限りません。お試しをお考えの際は、お手数ですがいらっしゃるお店に陳列の有無をご確認ください。
https://www.rooms-taishodo.co.jp/shop.html