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飛騨高山の家具作りレポート !

こんにちは!ルームズ大正堂商品部の鈴木です。

商品部では国内外の家具生産地に定期的に出向き、商品の選定や商談を行います。

店頭に並べる商品を実際に見て触って十分確認することが目的でありますが、

家具を育む風土に接することも重要なことです。

今回は毎年9月に開催されている「飛騨の家具フェスティバル」に合わせ、

(映画の「君の名は」のヒットもあって聖地巡礼ツアーでにぎわっている)

飛騨高山 に行ってきました。🚙……………………

古くから各地の都建造物作りに派遣されていた飛騨の匠の木工技術は、

匠の技としてこの地方に根付いています。

今回は飛騨の家具を代表する4つのメーカーの4つの工場の見学もさせていただきました。

家具作りについて、機械技術の発達している現在、

ほとんどをオートメーションで行っていると思われている方も多いかもしれません。

もちろん高性能な機械は、ここ飛騨でも導入されていますが、

想像以上に人間の手作業が多いのに驚かされます。\(◎o◎)/!

 

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テーブルや椅子の脚のろくろ引きはまさに神業。たくさんの型を当てながら形を作っていきます。

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椅子の座り心地を左右する背もたれや座面の曲線は、スチームで蒸して柔らかくした木を、

治具と呼ばれる型枠のようなものを使って加工します。

1脚の椅子にカート3台分の治具を使うと聞いてびっくりです。

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切っては磨き、接着しては磨き、塗装しては磨き・・・たくさんの磨きの工程が手作業で行われます。✨

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組立もほとんど手作業です。飛騨の家具は釘を使わないほぞ組によるつくりが多く、

幾通りものほぞを組み合わせて作ります。

見えないところに匠の技が生きているのです!

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座面や背もたれの張り込みは丁寧な手作業によるものです。

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塗装も機械でやるのかと思ったら手作業なんですね~

均一な面、ぼかし等 熟練のスタッフによる技術が必要なんだそうです。

こうやって作られる飛騨の家具。✨

美しく、使い心地がよく、長く使える、質の高い家具にはこうした手作業が多く施されています。

飛騨の家具は民芸調と思われている方もいらっしゃるようですが、

それだけではなく、最近は飛騨の匠の技をいかした、モダンなものも多いです。

飛騨の家具は店頭にもたくさん並んでいます。ぜひお試しください。

10年後、選んでよかったと思うはず(^^)/