小島工芸の耐震家具の種類
ハイタイプへの転倒防止補助金具の標準装備や、 合わせガラス式の防災ガラス仕様などは小島工芸が業界での先駆けとして取り組んできたものであり、 転落防止補助金具は特許として登録されています。市場ではデザイン性や価格が重要視されることがありますが、小島工芸は安全安心を第一にものづくりを行っています。
東京都総務局総合防災部防災管理課が発行した資料には「まずは安全空間の確保！」
とあり、 そこでは6項目のチェックポイントを提起しています。
- 寝室・幼児・高齢者のいる部屋に家具を置いていないか。
- 部屋の出入り口付近や廊下階段などに家具類を置いていないか。
- 地震時の出火を防ぐため火気の周辺に家具を置いていないか。
- 家具の上にガラス製品やテレビなど落下すると危険なものを置いていないか。
- 重いものを下のほうに収納して、倒れにくくしてあるか。
- 前のめりより、後もたれ気味に家具を置いてあるか
＜東京都総務局総合防災部防災管理課 資料より＞
転倒防止金具
近年発生した大きな地震では、家具類の転倒・落下や割れたガラスによる負傷者が、全体の約3割～5割を占めています。 創業以来、大きな地震を幾度も経験してきたことを活かし、小島工芸では30年近くも前から、高さ1500mm以上の製品に震災に備えたＬ字型の転倒防止補助金具を付属しております。 （金具の強度はネジの締め付け度合及び止め付け材により著しく変化いたします。壁の中のしっかりとした桟を確認の上、取り付けを行ってください。）
壁の中に有効な桟を見つけても、家具と高さや巾が合わなければ意味がありません。 小島工芸の転倒防止補助金具は固定部分を90度回転することができるので、より固定しやすくなっております。
- ＜適用製品＞
- ♦ ベーシックボード（Ｈタイプ）
- ♦ ウォールボードシリーズ（Ｈ／Ｓ／ＴＶタイプ）
- ♦ スペースボードシリーズ
- ♦ ＳＯＰボードシリーズ（Ｈタイプ）
- ♦ アコードシリーズ（Ｈタイプ）
- ♦ オファーシリーズ（上置・引出を除く全て）
- ♦ Ｊ２Ｂシリーズ（Ｈタイプ）
- ♦ Ｃｏｍ－１シリーズ（Ｓ／Ｈタイプ）
- ♦ Ｃｏｍ－２シリーズ（上置を除く全て）
- ♦ Ｃｏｍ－３シリーズ（Ｃ３Ｂ）
耐震ラッチ
地震の発生時、感知センサーが揺れを瞬時に感知して扉の開放を防ぎます。揺れが治まると当時にロックが自動解除され扉の開閉ができます。また、作動音を抑えたサイレント仕様です。
（内部の収納物が扉に倒れ掛かっている場合、 揺れが治まった時点で扉を押し開けてしまうことがありますのでご注意下さい。地震のタイプによっては揺れが治まる前に扉が開いてしまうことがあります。 安全性の向上を目的とした防災補助具です。）
- ＜適用製品＞
- ♦ ウォールボードシリーズ（Ｈ／Ｓ／ＴＶ上段のみ）
- ♦ Ｊ２Ｂシリーズ
- ♦ Ｃｏｍ－２シリーズ（上段扉）
- ♦ Ｃｏｍ－３シリーズ
- ＜特別対応製品＞
- ♦ ベーシックボード
- ♦ ウォールボードシリーズ（Ｈ／Ｌタイプ下段のみ）
- ♦ オファーシリーズ（開戸）
飛散防止ガラス
家具に使用されているガラスは一般的なガラスと強化ガラスがほとんどです。一般的なガラスは割れると鋭利な形状となり危険です。
強化ガラスも一般的なガラスの3～5倍程度の強度を持ち、割れた際に粒粒になるためケガの恐れが少ないものの、 ちょっとした傷で割れやすくなることがあり、少しでも割れると全面が粒粒に崩壊してしまう為、収納物の転落防止には向きません。そのため、防災には飛散防止機能がついたガラスが効果的です。
- ＜適用製品＞
- ♦ スペースボードシリーズ
- ♦ ベーシックボード
- ♦ ウォールボードシリーズ
- ♦ エテルナシリーズ
- ♦ オファーシリーズ（ガラス扉付き製品）
- ♦ Ｃｏｍ－１シリーズ
- ♦ Ｃｏｍ－２シリーズ（ガラス扉付き製品）
- ♦ Ｃｏｍ－３シリーズ（ガラス扉付き製品）
板扉
大地震時におけるガラスの飛び散りを防ぐ対策として、家具の扉を飛散防止ガラスにする以外では板扉にするとういう方法があります。 扉自体の重さがガラスより軽量になるため、扉の開閉によっておこる転倒も最小限に抑えられます。
また、収納物が見えなくなる事によって煩雑さがなくなり、お部屋もスッキリします。板扉とガラス扉はご自由にお選びいただけます（どちらの扉を選んでも同価格です）。 見せる収納と隠す収納が選択できる上に、防災にも役立ちます。
- ＜適用製品(無償対応)＞
- ♦ スペースボードシリーズ
- ♦ ベーシックボード
- ♦ ウォールボードシリーズ
- ♦ オファーシリーズ（ガラス扉付き製品）
- ♦ Ｃｏｍ－１シリーズ
- ♦ Ｃｏｍ－２シリーズ（ガラス扉付き製品）
- ♦ Ｃｏｍ－３シリーズ（ガラス扉付き製品）
- ＜適用製品(特注有償対応)＞
- ♦ エテルナシリーズ
ボンフック
ボンフックを使用することで震災時に収納物を落下から守り破損を防ぐことができます。また、本棚からの落下物による怪我の心配をなくし室外に避難する時間もつくります。
[使用方法]
めねじにボンフックをねじこみ、ラバーバンドや紐を引っ掛け、収納物の落下を防ぎます。
（特許登録済）
- ＜適用製品(標準装備)＞
- ♦ アコードシリーズ（Ｈタイプ）
- ♦ ＳＯＰシリーズ（Ｈタイプ）
- ♦ Ｊ２Ｂシリーズ（J2B-90H）
- ♦ エテルナシリーズ
耐震補助具（耐震棒）
天井には段差があったり、天井内部の芯材に制限がある場合があります。小島工芸の耐震補助具はその状況に合わせて効果的に設置することが可能です。 （耐震補助具は転倒防止補助金具と併用してご利用ください。耐震補助具のみでのご利用では、 設置場所や状況によって耐震効果が出ない場合もございます。）
- ＜適用製品＞
- ♦ ウォールボードシリーズ
- ♦ アコードシリーズ（特注上置C）
- ＜特注対応製品＞
- ♦ ＳＯＰシリーズ（上置）
バランスボード
製品と床面の間に差し込み、全体を壁面に反らせることで転倒防止効果を向上します。適度な位置まで差し込んで、はみ出した部分はミゾのところで折りながら切り取れます。
ＳＯＰサポート板には標準装備されています。オプションとしての別売りもございます。
- ＜適用製品＞
- ♦ ＳＯＰシリーズ